携帯電話ほどしかたなく金を払っているものは無い

一昨年ぐらいに携帯を買い換えたとき、買ってから1ヶ月は怒りが収まらなかった。今も納得しているわけではない。
auW21CAからW51CAに変えたんだけど、たしかW41CAの評判がとても良かったのでW51CAもいいだろうという気持ちと、そろそろ前の機種がでかくて重いし、バッテリーの持ちも悪くなってきたということとか色々重なって、とりあえず新しいものに変えようとして買った。ポイントを使って約1万5千円払って。

期待とは裏腹に、前の機種の慣れのせいでは片付けられない小さな不満がこまごまと。細かくは書かないが、前の機種の2、3年後に作られた機種とは思わないひどさ。もちろん細かい点のクレームをメールで送ったが、丁寧にテンプレートで「ありがとう、こんごに役立てるよー」と帰ってきてむなしくなった。

簡単に興味をひきつけるために次々と新機能を乗せていっているだけとしか思えない今の携帯電話に数万円も払いたくは無い。そんなところに膨大な金をかけて新機能の開発するよりも、最も基本であり、最も使うであろうメール、電話周辺の機能をもっと改善すべきだと思う。

携帯電話は、ほぼ必需品となっているので嫌々でも慣れて使えるようにならなければいけないが、これがゲーム機や携帯音楽プレイヤーなんかの必需品ではない娯楽用の商品であるならば間違いなく使わない。叩きつける。実際ベッドには投げつけた。

年に数回新商品を出さなければいけないからとりあえず「ちょこっと新機能つけました!」「デジカメパワーアップ!」「画面が綺麗!」「音楽聞けるよ!」とかいって肝心のメインの操作部分が数年前とほぼかわらないものを量産しまくっているだけ。こんなのを新商品と呼ぶのはどうかと思う。せめてバージョンアップ程度のもんだ。

本当にほしくて携帯電話を買っている人がどれほどいるのかが知りたい。そして買って不満があったとしてどれだけの人がその不満を我慢して使っているか。これほど生活に密着している機械のはずなのに、みんながなぜ文句を言っていないのか。

1年に1シリーズ程度でいいので、一度しっかり作りこんでほしい。なんて思うけどそうもいかないんだろうなー。


まず、店頭に実際に使えるサンプル機を増やしてほしい。買い換えて不満を感じたところはほとんどが実際に触ってみないとわからないところばかりだった。体感速度、どこまで設定を変えられるか、各種メニューの見易さや、キー操作の割り当て。

あまり細かく設定を変えられるようにすると複雑さが増してしまうのでむずかしいだろうし。
かといってどう考えても使いにくいキーの割り当てやメニューから目的の機能にたどり着くまでの経路をどうにかするべきだ。
文字変換さえも機種によって違うのはそろそろ考えるべきだと思う。せめてキャリア間だけでも共通の規格なりルールを決めるべきだと思う。
今販売で競争しているのもそういう細かいところじゃないんだし、そこを共通にしたところで競争に影響が出るわけじゃないと思う。むしろみんな安心して各社が押す新機能とやらに集中して情報を集められると思う。

Appleジョブズがいまある携帯はどれもカスだから作ったといわれるiPhoneがどれだけ携帯電話としてすごいのかが気になる。
まぁあの大きさの時点で若干マイナスなんだけど。。。

あと、Googleの用意する携帯用OSが普及すればなんとかなるんじゃないかなーなんていう夢を見て仕方なく、操作感が分からない、新機能はつかわない、値段に合わない新しい携帯を買ってしまうんだろうな。

PCみたいに機能の有無を選択できて、それにおうじて値段もかわるようになるのが理想。

これタダの文句なんだろーな。友達に熱弁したら「みんなそんなに気にして無いよ」ですべて片付けられたし。