moon


1997年10月16日、PS用ゲーム「moon」が発売された。
自分は今22才なので発売された当時は12才。小学6年生だろうか。自分は発売日に買ったかどうか覚えてないけど、知らないうちにこのゲームを持っていた。
そして発売から10年たった今でもこのゲームに対する思いは薄れることは無く、むしろ日を重ねるほど思いが大きくなっているような気もする。

写真は今手元にあるソフトと攻略本。
説明書は何度も出し入れしたせいか、表面の印刷が削れている。攻略本のカバーも折り返しのところがこすれてちぎれたのでセロテープで止めてある。攻略本は写真のも含めて3冊持っている。見つけるたびに買ってしまう。
今ではオークションで数万円になる3枚組みのCD BOXも買った。古いほうのサントラだって幸運にも中古で見つけた。本当にあの時はうれしくてたまらなかった。

このmoonというゲームについて話し出すと止まらない。愛して止まないとはこのことだ。


当時から「ゲーム」という存在が好きで、さほど上手くはないし、やりこむわけではなかった。とりあえずゲームに触れていることが楽しかった。それは今でも変わらない。
ゲームをやった楽しさや完成度なんかで評価したら、自分はロックマンとかスーパーマリオとか世間的にも評価の高い作品のほうがもちろん点数は高く付けてしまうだろう。

でも「moon」に関しては、なにかものさしでは計れない要素があって、しかもソレが満点に近い。おかげでmoonはいつになっても自分のなかで1位なのだ。でも2位なんて存在しない。1つしかなくて、そして1位。moonはmoonなのだ。


このゲームにはエンディングが2つある。
初めてプレイしていた子供の頃にクリアしたときの記憶は正直あまり無い。ただ1つのゲームを攻略本を見ながらやることをやってクリアしただけだった。

そして1年位前に久しぶりにラスト直前からプレイしてみたときに、初めて2つ目のエンディングを見た。一般的にはグッドエンディングといわれているほうだった。衝撃的だったし、このゲームにこめられていた本当のメッセージをこのとき初めて理解した。
そして子供の頃に見たほうのエンディングを覚えていないことにも納得がいった。アッチはエンディングなんかじゃなかったんだって。


好きすぎて、言いたいことがいっぱいあって、まとめるのがヘタなのでこれ以上語るとごちゃごちゃになりそうなのでやめるけど、本当にこのゲームに出会えたことがすごく幸せだ。