moonとGIFTPIA
書き出したら止まらなくなったので、今度は一方的な感想ではなく考察を。あくまで個人的な。同意の人がいたらコメントかなんかください。moonファンのみんなどう思っているのかが気になります。
自分がここまでmoonを好きになった理由は以下の4つが大きいと思う。
- 少年期に出会った
- ビジュアルがよかった
- ストーリー、設定、世界観がオモシロかった
- 攻略本がよかった
ってのが大きな理由なんじゃないかと思う。他にも細かいところもあるけど。
中でも結構重要なのがビジュアルだと思っている。
moonを中心になって作った西さんがゲームキューブで「GIFTPIA」ってのを作ったんだけど、これは自分の中でmoonと同じ位置にまでとどかなかった。ギフトピアのファンブックのインタビューでも西さんがmoon以降も色々作っているのに、ずっと"『moon』の西"と言われることに対して
だから、そう言われるのがいやで『moon』に刃向かおうとしてゲームを作っていた面があったんですけれども、そんなものは誰も喜ばないんですよ。そんなに『moon』がいいなら『moon』みたいなのを作ってみよっかなー、って企画したのが『GIFTPIA』なんですよ。
と言っている様に、moonっぽかったし、でもmoonではなかった(良い意味で。焼き直しな感じが無かったという意味)。すごくオモシロかったし、ストーリーとか細かな世界観もよかった。でもmoonのようにゲームの中の世界に自分が入りきれなかった。
moonのすぐあとにufoという作品が出たんだけれども、これは西さんはノータッチらしい。それなのにmoonのファンがmoonと並べてufoもよかったですと、moonと同じレベルで扱っている理由は、「love de lic」という集団の作品であったことと、キャラクターデザインの倉島 一幸さんによる力が大きいんじゃないかと思う。
GIFTPIAがなーんかなじまなかった原因も、キャラクターのデザインなんじゃないかなって。GIFTPIAではフリフリカンパニーってところがキャラデザをしたんだけれども、ちょっと毒があるGIFTPIAの世界には少し清潔すぎてしっくりはまらなかった。なんだか無機質で人間味があんまり感じられなくて、プレイヤーである自分がゲームの中の世界にがっちり入りきれなかった。
(かといって倉島さんの絵だとすごくmoonっぽかったかも。いや、テーマが違うので大丈夫か…)
やっぱりゲームをプレイしているときにずっと見ているゲーム画面、そこに映るキャラクターや背景のデザインが持つ威力は相当なものがあると思う。
倉島さんがキャラデザインをした最近のゲームだと、「もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド」なんかがあるけど、moonをやっているときに生まれる感情と同じものがあった。
ココまで書いといて思ったけど「moonが」「moonは」とかいっている時点で、moon以外のものを受け入れようとしない自分がいるのかもしれない。もしくは倉島さんの絵以外のものを。でも西さんの世界観も好きだからすごくもったいない。
自分の中にある西ワールドのイメージ図がすべて倉島キャラで出来上がっているのだろう。
なんだか西さんも新しいプロジェクトが動き出したみたいなので、キャラデザにはぜひ倉島さんを!(もしくは倉島さんを超える西ワールドのイメージ画家を!)